初代介助犬ニッキーと2代目介助犬アルファとの、ささやかにしあわせな日々。
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暑いけど

 とっぷり日が暮れて涼しくなってから、用事を片付けてついでに買い物するために外出。
 用事のある場所まで、行きは微妙な下り坂が続く。車椅子もスピードに乗って進む。アルファもそれに合わせて、小走りになる。これはアルファにとって、ちょっとした気分転換兼運動。耳もしっぽも、全身がとても楽しそう。

 割と早いペースで目的地に到着。用事のある建物の入り口にはスロープがあるけど、私にはちょっと急なので、いつもアルファに手伝ってもらう。
「フロント(前に来て)」で、いつもどおり私と向かい合う位置に移動したアルに、「タグ・マイチェア(車椅子を引っ張って)」と指示。
 でも、さっきまでテンション高く走っていたアルファは、横を向いて口を開け、高速で息をしていて、車椅子に付けたザイルをくわえようとしない。というか、口を開けっ放しだから、くわえられない。

 涼しくなったとはいっても、犬にとって気温が高いのに、早足をさせてしまったのは私の責任。アルファの息が上がって、ザイルをくわえてくれないのも仕方ないかも。とはいえ、介助犬として、指示に従わないのは困る。ここは叱るべきかな…と、いろんな考えが、私の頭をめぐった。

 でも、口呼吸を優先していたのはほんの1、2秒。アルファはいつも通りがっつりザイルをくわえて、冬と同じように力強く、私の車椅子を引っ張り上げてくれた。慌てて私も、アルファの動きに合わせて後輪を回す。
 完全にスロープを乗り越えて建物の中に入ってから、アルファはまた控えめに口を開けて、体温を下げるべくはっはっはっ…と口呼吸を続けた。

 暑くて、本当は口を閉じてザイルを引っ張る力仕事は、したくなかったんだろうな。でも、私の指示に応えて、口呼吸も中断して、ちゃんと手伝ってくれた。
 さすがプロフェッショナル、そしてさすが相棒。
 ちょっとしたことだけど、かなり嬉しくて、人前だけどいつもよりたくさん撫でてアルファをほめる。「えらかったね、ありがとう」
 アルファ9歳半。まだまだやる気も体力も、集中力も自制心も充分なことを、こんなところで感じる。

[写真]車椅子につけたザイルをくわえて引くアルファ。
 この写真は、ちょっと前に撮ったもの。車椅子につけたザイルをくわえてスロープを引き上げるアルファ。車椅子に乗った私の視点からは、こんな感じ。

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