初代介助犬ニッキーと2代目介助犬アルファとの、ささやかにしあわせな日々。
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犬の休日

 久々に、出かけない週末をのんびり過ごして、夕方、アルファと散歩に。

「今日はアルファも休日にしようね」と、ハーネスを着けず、チェックカラー(チョークチェーンやマーティンゲイル)も使わず、いつもより長いリーシュをたるませて、ゆっくり歩く。言葉の指示もハンドシグナルもなしで、リーシュがぴんと張ったら黙って止まるのみ。
「リーシュの範囲で自分で考えて自由にしていいよ」という、のんびり散歩。
 何か伝えたいことがある時は、たるませたリーシュを揺らすと、アルがこっちを見る。動き出す時や、方向転換の時だけ、小声で名前を呼ぶ。
 ニッキーが引退してからよくやった散歩だ。さすがに現役のアルは、自由にさせても行儀がいいけど。

 繊細で緊張しやすいところのあるアルファ。でも、仕事中は私を気にしているし、混んだ電車に乗ったり、つるつるの床の上を歩いたり、知らない人に急に撫でられることも多い。普通の「犬の散歩」よりずっと長い時間、人間のペースに合わせて行動する。
 アルファがかわいそうだとか、引退させようとか、そんなことは思わないけど、心身の疲れを残さないようにしてあげたいと思う。

 気持ちのいい風が吹いていたので、適当に車椅子を停め、アルファも自然に私の横に座る。しばし黙って、ふたりで時間を共有。

[写真]休日モードの犬。

 そこへ、散歩中のチワワが来た。犬同士の挨拶が苦手でよく吠えられるアルファは、特に小型犬には緊張し、じっと見つめてしまう。
 でも、今日はいつもよりリラックスしていたせいで、チワワが近づいてきても無反応。吠えられたら途端に身体を固くして身を乗り出したので、私が黙って動き出す。アルファ、チワワは気になるものの、どんどん進む私に急いでついてきた。
 もちろんこのときも、リーシュは緩めたまま。私のほうも、アルファのリラックスにつられて、吠えられても何事もないように動けた。

 レストランや電車の中では、さすがにこうはできない。ハーネスを着ければ、言葉の指示やハンドシグナルを使い、もっと短いリーシュを使うだろう。それはそれで、アルファと心を通わせる楽しさが、別の形である。

 でも、時にはこんな散歩も楽しい。
 できればアルがハーネスを着けた時も、リーシュを緩めて、ささやくように指示を出し、ちょっとした視線でさりげなく意思疎通できる、そういう余裕を、私が持っていたいな。

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