初代介助犬ニッキーと2代目介助犬アルファとの、ささやかにしあわせな日々。
Happy Holidays from Al and Matsuko
 突然ですが、そういえば私ネット上に日記があったわ、と思い出しました。

 私はクリスチャンだし、ニッキーはアメリカ育ちだし、我が家の年末年始はずっとクリスマスツリーを飾っています。一応教会暦では、1月6日の公現祭まで降誕節(クリスマス)。ヨーロッパでは地域によって、2月2日までクリスマス飾りを残すのだそうで…我が家もそれにならうことにしました。
 そんなわけで、年も明け、松も取れた今頃ですが、クリスマス写真でご挨拶。

 じゃんっ!

〔写真〕トナカイの角を着けた犬のアルファ、サンタの衣装を着た猫のマツコが、ツリーの前で並んでいる。

 今年はニャンタクロースとトナカイ助犬ですよ。

 サンタ衣装を着ても全然嫌がらない、大型犬アル吉と並んでもどーんと存在感があるこの猫は、残念ながら私の猫ではありません。ニッキーの時代に知り合った犬友さんの飼い猫を、諸事情で5月から我が家でお預かりしています。
 名前はマツコ、キジトラ男子、体重8キロ。名前の由来は、もう分かりますね。
 猫が苦手だったアル吉も、今ではマツコといつでも一緒、夜は寄り添って一緒の布団で寝ています。気が合うらしい。

 久しぶりに犬と猫両方がいる生活。そしてとある分野の勉強を再開して知的刺激の多い日々。楽しんでいます。
 そんな訳で、私もアルファもマツコも元気です。

 たまにはここを更新しようと思っているので、気が向いたらお立ち寄りください。

 2014年ありがとう! 2015年もよろしく!
| できごと | - | - |
後輩の活躍
 去年撮影した写真。大きい方の犬は、アル吉。小さい方の犬は、聴導犬ハイジさん。そして後ろにちょっと写っているしっぽは、インク先輩。

[写真]同じポーズの、聴導犬ハイジと介助犬アルファ

 ハイジもアル吉と同じく、盲導犬協会からの移籍組。アルと同じくラブとゴールデンの雑種、通称F1。アル吉とは大きさが全然違うけど、顔立ちも動きも似ているから、もしかしたら血がつながっているのかも…って勝手に思っている。
 ほら、この写真だって、ハーネスのずれ方とか、体重移動の仕方とか、よそ見の方向まで同じだし。

 と、散々話がそれたけど、今日その聴導犬ハイジとパートナー(ユーザー)さんが、テレビに出演した。小学生の道徳の授業用の番組。ハイジ得意の「危険度大です!」のジャンピングボディアタック(?)もしっかりテレビに映っていた。
 私はそれを観てから、定期受診の大学病院へ。帰りには、買い物と、都民だから期日前投票を済ませようと思ったので、いつもとは違う駅で下車した。
 近くの私立校の制服を着た小学生達が、ちょうど階段でホームに何人も降りてくるところで、「あっ、盲導犬」という女の子の声がした。ここまではよくあること。

 でも今日は、「…じゃない、聴導犬だ!」と、ちょっと意外な声が続いた。介助犬の認知度も低いけど、聴導犬もあまり知られていない。だから、町で「盲導犬だ」と間違われることはあっても、「聴導犬だ」と間違われたのは初めて。
 数人の女の子の声で「聴導犬がいた!」「ほら、聴導犬!」。
 きっとこの子たちは、午前中に道徳の時間で、聴導犬ハイジのテレビを観たんだろうな、と思った。ちょっと嬉しい。
「この犬、テレビに出てた聴導犬に似てるでしょ? 同じ協会で育ったんだよ。テレビに出てたハゲのおじさんが、この子の訓練をしたんだよ」って言えばよかったかな(笑)

 後輩犬の活躍に嬉しい気持ちになった帰り道。
| できごと | - | - |
Merry Christmas !

 前回の更新が夏…とショックを受けつつも、とりあえずこれだけはやらないと落ち着かない、クリスマス更新。
 今年のクリスマスについては、後で書き足す予定。
 でもその前に、近くの教会の夜半ミサに行ってきます。

 Merry Christmas to You All !

Merry Christmas from Alpha
| できごと | - | - |
暑いけど

 とっぷり日が暮れて涼しくなってから、用事を片付けてついでに買い物するために外出。
 用事のある場所まで、行きは微妙な下り坂が続く。車椅子もスピードに乗って進む。アルファもそれに合わせて、小走りになる。これはアルファにとって、ちょっとした気分転換兼運動。耳もしっぽも、全身がとても楽しそう。

 割と早いペースで目的地に到着。用事のある建物の入り口にはスロープがあるけど、私にはちょっと急なので、いつもアルファに手伝ってもらう。
「フロント(前に来て)」で、いつもどおり私と向かい合う位置に移動したアルに、「タグ・マイチェア(車椅子を引っ張って)」と指示。
 でも、さっきまでテンション高く走っていたアルファは、横を向いて口を開け、高速で息をしていて、車椅子に付けたザイルをくわえようとしない。というか、口を開けっ放しだから、くわえられない。

 涼しくなったとはいっても、犬にとって気温が高いのに、早足をさせてしまったのは私の責任。アルファの息が上がって、ザイルをくわえてくれないのも仕方ないかも。とはいえ、介助犬として、指示に従わないのは困る。ここは叱るべきかな…と、いろんな考えが、私の頭をめぐった。

 でも、口呼吸を優先していたのはほんの1、2秒。アルファはいつも通りがっつりザイルをくわえて、冬と同じように力強く、私の車椅子を引っ張り上げてくれた。慌てて私も、アルファの動きに合わせて後輪を回す。
 完全にスロープを乗り越えて建物の中に入ってから、アルファはまた控えめに口を開けて、体温を下げるべくはっはっはっ…と口呼吸を続けた。

 暑くて、本当は口を閉じてザイルを引っ張る力仕事は、したくなかったんだろうな。でも、私の指示に応えて、口呼吸も中断して、ちゃんと手伝ってくれた。
 さすがプロフェッショナル、そしてさすが相棒。
 ちょっとしたことだけど、かなり嬉しくて、人前だけどいつもよりたくさん撫でてアルファをほめる。「えらかったね、ありがとう」
 アルファ9歳半。まだまだやる気も体力も、集中力も自制心も充分なことを、こんなところで感じる。

[写真]車椅子につけたザイルをくわえて引くアルファ。
 この写真は、ちょっと前に撮ったもの。車椅子につけたザイルをくわえてスロープを引き上げるアルファ。車椅子に乗った私の視点からは、こんな感じ。

| できごと | - | - |
捕獲成功

 外から入ってきた小さい虫が、テーブルの上を歩いていた。放っておこうとおもったけど、コップの外側を歩いて登ろうとして転んでいる姿に親近感を覚えて、プリンの容器と古はがきで捕獲、外に逃がした。
 いつもは逃げられちゃうけど、とろい子で、しかも都合よくテーブルの上にいてくれたから、私にも捕獲できた。無事逃がして、プチ達成感。

 軟弱な都会人の私は、ある時期から、虫を殺すのもなるべく避けたいと思うようになり、家に殺虫剤は置かず、肉食も減らした(当人比)。そうしたらある人が、透明なプリンの容器で虫を捕獲すれば、簡単に家の外に逃がせる、と教えてくれた。
 でも、誰もが簡単にできることが、簡単に行かないから、障害者手帳がもらえるわけで。
 家の中に虫が入ってくるたびにプリン容器で追いかけたけど、今まで捕獲に成功したことはない。今回が初めて。
 できた! とシンプルに嬉しい。そして、殺生もしなくてすんでよかった。

| できごと | - | - |
どうでもいい話

[写真]オレンジ色の首輪と、黒いベストを着けて、床に寝ているアルファ。

 写真は土曜日に、犬の開きになっていたアル吉くん。出先で待機中。

 アルファはニッキー先輩のお下がりや形見を含め、いくつも首輪を持っている。現在着用中なのは、首に負担がかかりにくい、写真のこの首輪。
 色には悩んだ末、やっぱりアルファに似合うから、蛍光色に近い明るいオレンジ色にした。ニッキーにエメラルドグリーンが似合ったように、アルファにはオレンジ色が似合う。

 今日、コンビニに寄ったら、偶然、黒に白のストライプ、オレンジの差し色、という服装の人がいた。
 何となく、目がいってしまう。私は視力が弱いせいか、明るい光と、目立つ原色や蛍光色のような強い色に、自然に目が行くくせがある。とはいえ、知らない人の服をじっと見てしまうのは失礼なので、慌てて目を逸らし、その時に気づいた。

 この色づかい、アルの首輪と同じだ! だから何となく、じっと見てしまったのかな。
 惜しいな〜、この人が金髪だったら、ますますアルファとおそろいだったのに(笑)

 なんだかおかしくなって、しばらく笑いを堪えるのに苦労した。
 アルは不自然に下を向いて笑いをこらえる私を、不思議そうに見ていた。

| できごと | - | - |
手伝うよ!
 台風が近づいているらしい。天気予報を見たら、今は曇りだけどその後雨が降るらしい。
 雨が降る前に銀行と買い物に行こうと、急いで出かけたら、すでに風は強かった。風に押し戻されてしまって(私の幅が広いから?)、車椅子が進まない。
 苦労しているのに進まない私の様子を見て、アルが「ぼく手伝うよ!」と前に出て、ハーネスのハンドルを掴みやすい位置で、こっちを見上げた。
 さすがベテラン介助犬、私の動きから、いつもより遅いとか、大変そうだとか、そんなことを感じ取って行動してくれる。

 残念ながら、今日のアルファはいつものハーネスじゃなくて夏服=ぺらぺらの布1枚のベストを着けていたので、そういう方法で引っ張ってもらうことはできないんだけど。アルファ本犬は、いつものハーネスを着けてるつもりだったんだろう。
 そういうちょっと抜けたところもかわいいアル吉(笑)

 何でもないことだけど、そういう気持ちが嬉しいよ。
 ありがとう、相棒。

 雨の日、風の日、車椅子で外出するのは楽じゃない。辛いと感じることも多い。
 でも、その大変な外出に必ず、アルファが一緒にいてくれる。その前はもちろんニッキーがいてくれた。
 頑張らないと進めなかったり、いつもは登れる坂でタイヤが滑って登れなかったり、そんな時手伝ってくれるのももちろん嬉しいけど、それ以上に、ひとりで頑張るしんどさを、そばにいて共有してくれることって大きい。
| できごと | - | - |
ばったり

 午前中、アルと一緒に散歩がてらちょっと遠くまで行こうと思ったけど…日陰のない道が続いて暑かったので、途中から電車に乗ることにした。
 日差しとアスファルトの照り返しを両方受ける上に汗腺が少ない犬は、人間より暑さに弱い。だから、いつも犬連れの私は、暑い時期には短い距離でも交通機関を使う。

 アルファはハーネスを着けているから問題なく電車に乗れる。でも、電車に乗るつもりのなかった私の服装は、惨憺たるものだった。
 よれよれの古いジーンズ、それもウエストがゴムでゆるくなっちゃったやつと、よれよれのTシャツ、素足にサンダル。髪は寝癖のままゴムで束ねている。コンビニに行くのも躊躇する服装。
 こんな格好で電車に乗って、うっかり知り合いに会ってしまったらどうしよう。ここはやっぱり、引き返すべきか? でもアルファは、電車に乗るおでかけが好きだから嬉しそう。
 アルファのその顔を見たら、ここで帰るのはもったいない、って気がして、思い切って電車に乗った。

 ところが。
 あろうことか乗った電車に、きのこが。
 いや、茸が生えていたわけではなくて、きのこというあだ名の友人が乗っていた。同じ沿線に住んでいるのに、普段なかなか会わないきのこと、何故今日に限って会ってしまったんだろう。
 とはいえ、古くからの友人に久しぶりに会ったのは嬉しくて、一緒に図書館に行き、一緒にごはんを食べた。
 人が好きなアルファは、よその人と一緒に行動するのも楽しいようで、こんな顔をしていた。相変わらずピンクの鼻が目立つけど、いい笑顔。

[写真]

 ほんとにもう、今度こそ反省しよう。
 ご近所の散歩でも人に会うんだから、あまりとんでもない服装では出かけないように。よれよれに伸びて袖のほころびたTシャツを「もったいない」と着るのはやめよう。

 でも、ふらっと近所を歩いて、ばったり古い友人知人に会える、というのはいいよね。生まれ育った場所に戻ってきてよかったと思える。

| できごと | - | - |
犬に負けてる…

 薄くてシンプルなデザインのiPhone。
 でも、アルファがくわえやすいように、ストラップが付けられることが最優先。そうすると強度の関係で、どうしても厚いケースになってしまう。さらに、万一犬の歯が当たっても大丈夫なように、頑丈な保護フィルム。
 私は上手にフィルムを貼れないので困ったと思っていたら、ショップの人が「貼りましょうか」とにこやかに言ってくれた。もちろん気泡も入らず、びしっと貼ってくれて、ついでにケースにストラップを着けて装着してくれた。ありがとう、ショップの人。
 私が初めて手にした時、我がiPhoneはすでに、光沢のないフィルムと分厚くて何の変哲もない透明なケースが装着済み。あの、薄くて光沢が美しいiPhone…せめて一度は本来の姿を見たかったなぁ。ショップから持って帰ってきて、家に入るときに早速玄関で落っことしたので、ケースとフィルムを早々に装着しておいたのは、正解だったんだけどね。

 フリック入力もままならず、カメラも未だよく分からず、ツイートも無理、それなのに周りから、早くLINEをやれとか難易度の高い(?)ことを要求され、スマホデビュー3日目の私は気が遠くなりそう。

 一方、あっという間に適応したお方も。

[写真]スマホをくわえたアル吉。

 ストラップをつけたiPhoneを、いつも携帯電話を置いてあることが多いベッドの上に置いておく。
「アル、ゲット・ザ・フォン(携帯電話を持ってきて)」
 ストラップも前のものとは違うので、アルファも迷うかも、と思っていたら、何となく大きさやストラップがあることで「これが電話」と理解できたらしく、最初から迷わずにくわえて持ってきてくれた。
 場所を変えてもう一度。最後に今までの携帯電話と並べてみる。今までの電話はストラップを外してあるので、ストラップをくわえるように訓練されたアルファは、ふたつの電話を見比べて、iPhoneをくわえた。
 いつもより少しオーバーにほめて終了。アルくん、よくできました!

 ストラップの根元の方をそっとくわえると、携帯電話が大きく揺れたり、物にぶつかったりすることもないので安全。ニッキーがやっていたのを、自然に覚えたワザ。
 覚えが早く、先輩犬の行動を見て覚えるのも得意だったアルファ。そんな相棒が、ちょっと(かなり?)自慢。
 でも、未だにスマホが使えない私は、犬に負けてる? ちょっとやばい。

| できごと | - | - |
黒電話登場
 昨日、5月9日、ついに来た! iPhone5が。
 白か黒か、悩んだすえに黒にした。黒はニッキーの色。だから私とアルファのラッキーカラー。
 これで私のケイタイなし生活も終了〜! …かと思ったのに。

 最初にかかってきた電話は、着信の画面を「へー、こうなるのか」と眺めているうちに、切れてしまった。
 次にかかってきた電話は、今度こそちゃんと出ようと慌ててタップしたら、間違えて切ってしまった。
 かけてきてくれた人たち、ごめんなさい。
 ショップのお姉さんによれば、慣れるまで1週間はかかるんだとか。どうか友人知人のみなさん、1週間は携帯に電話して来ないでください。固定電話、まだ使えますよ。留守電だって使えますからね(笑)

 障害者のサポート用のスマホアプリというのが結構ある。カメラ機能を使って、拡大鏡のように使えたり、小さい文字を読みやすくしたりすることもできる。事前に調べて、これは使えそうだと思ったアプリを早速インストールした。方向音痴の私に必須の、地図を表示しながら音声で道案内してくれる機能もある。駅名を入力すると、車椅子対応トイレやエレベーターの有無を表示してくれるアプリも。
 3月に肩を痛め、駄目もとで申請した電動車椅子が使えることになった。電動車椅子と介助犬のサポートがあれば、知っている場所での単独行動は不自由がない。残る問題は、知らない場所で迷子になったり、標識や案内板が見えなくて困ること。
 その部分をiPhoneでうまく補えるのなら。

 と、夢は大きく、目先の目標はとりあえず「電話に出られるようになる」「フリック入力が出来るようになる」というところで。
| できごと | - | - |
CALENDAR
SMTWTFS
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2018 >>


↑応援してくれたら嬉しいです。

SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
| 1/18pages | >>
このページの先頭へ